なぜ歯の掃除をすると出血する…

なぜ歯の掃除をすると出血するのか?①

ニュースで「残暑」という言葉を聞いてふと思ったのですが、立秋の前と後だと、後の方が長い気がするのですが気のせいでしょうか??

さて、今回はなぜ歯の掃除をすると出血するのか?と題しまして、歯周病のお話を少ししたいと思います。今回わかりやすく話すためにいろんな部分を端折って話します。歯科関係者のかたが読まれると、いやいやそこは違うだろと思われる方もいるかもしれませんが、わかりやすさを重視するために書かせていただいておりますので何卒ご容赦くださいませ。

まず、歯周病というものは皆さんご存知でしょうか?具体的に話し出すと、本一冊どころじゃすまないので、本当に簡単にお伝えすると、お口の中にある数種類の菌が歯茎と骨を溶かす感染症の一つです。ちなみにこの歯周病が発見されたのは意外と新しく、発見されてからまだ100年もたっていません。1960年ごろからおそらく菌が原因だろうということがわかってきましたが、それまではかみ合わせが原因といわれていました。

そして、ご存知の方も多いと思うのですが、この歯周病、人間が一番多く罹患している病気としてギネスブックにも載っています。その割合はなんと

約80%

少し古いデータになりますが、平成26年の日本の歯科疾患実態調査で、20代が約70%、30~50代で約80%、60歳以上で約90%の方が歯周病に罹患しているという報告があります(現在は諸先生方の頑張りにより少し減っています)。ですので、まず知っておいていただきたいのは、

自分が歯周病であっても何らおかしいことはない

ということです。5人に4人が歯周病という統計がそれを示しています。ここまでを聞くと、「ここ百年でものすごく広まった病気」と感じてしまうかもしれませんが、そういうわけではなく、これは憶測になりますが、人間の歴史ができた数千年前からもう歯周病は存在していて、やっとここ数十年でその病気の原因がわかったと思って頂ければと思います。ちょっと長くなりそうなので分割して書きたいと思います。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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