後悔

後悔

今週は体調を崩してしまい、予約を変更していただいた患者様本当に申し訳ございませんでした。今後このようなことが無いよう、充分体調管理に気を付けます。今はピンピンしてますのでご安心を。

さて今回は歯の検診、治療での後悔があるかないか?についてです。

2018年の歯科医療に関する一般生活者意識調査によりますと、歯の検診や治療で後悔したことがある、ややあると答えた人が

男性は10代67.8%、20代63.2%、30代68.5%、40代76.1%、50代76.2%、60代79.2%、70代76.3%

女性は10代59.0%、20代72.3%、30代77.8%、40代81.4%、50代82.6%、60代80.2%、70代71.8%

と答えました。まずは10代で男女両方共が50パーセント以上後悔したことがあるということに驚きました。僕は現役で大学に入学しているので大学入学時は19歳だったのですが、少なくとも高校生までは歯のことで後悔をしたことはありませんでした。時代と共に歯に興味がわいている若者が増えてきているのかもしてませんね。とても喜ばしいことです。

そして男性だけに絞ってみてみると、一番後悔が少ないのが20代で、一番後悔が多いのが60代です。また30代から40代に移るときが一番増加率が多いです。どうやら30代までに歯の検診や治療を受けておけば後悔は少なくて済む様です。

次は女性に絞ってみてみると、男性とはまるで違うデータで、一番少ないのが10代で、一番が多いのが50代ですが、増加が一番多いのはなんと10代から20代に移るときでした。なんと10パーセント以上も増加しています。その後は緩やかには増加していますが、ほぼ横ばいといった感じになりました。女性の場合はどうやら10代から検診や治療をしておかないと後悔が多いようです。

さて全体の値に戻りますが、トータルで75.7%の人が歯の検診や治療で後悔をしたことがある、ややあるといった回答になりました。これは実に4人に3人が後悔をしているということになります。皆さんお困りの方が多いんですね。

今回は「後悔」をテーマにお話ししましたが、とても後ろ向きな言葉だと思います。しかしながら実際感じているのは事実でこの後悔を一人でも少なくしていくのが僕たちの役割だと思います。また後悔があるということはそれだけ「興味」もあるということです。後悔をなるべく少なくできるよう、興味を持っていただけている間に、全力で治療に臨んでいきます。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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