敷居をまたぐ話

敷居をまたぐ話

かなり冷え込んできましたね。お互い体調には気を付けましょう。

さて前回は敷居をまたぐお話をさせて頂いたのですが、欧米ではどうなのでしょうか?まず欧米にはふすまはありません。部屋と部屋を区切るのはドアになります。また欧米には日本のような玄関がありません。これも部屋の中では靴を脱ぐという習慣がないからです。とてもシンプルで合理的だと思います。また少し話は逸れますが、日本では基本的に一軒家はずっとそこに住み続けるものだから、とてもこだわって「自分らしさ」を出します。一方、欧米では一軒家もマンションなどと同じように、生活のスタイルによって移り変わっていくものなので、次の人が住んでも違和感のないよう極力シンプルな設計、外観にするそうです。どちらがいいという話ではなくて、日本、欧米それぞれにいいところがあり、「文化」が違うのだと思います。

河合歯科クリニックもいわゆる日本的な考え方で改装しまして、例えばモチーフは魚をイメージして作っていますし、中に入っていただくときにはスリッパに履き替えていただきます。これが例えば後2年、3年で医院を売るということになれば、シンプルなデザインにしたでしょうし、日本の家屋に土足で入るようになれば、靴のまま入れるようにしたでしょう。日本には日本の素晴らしい習慣があり、それにはいろんな裏付けがあるんですよというお話でした。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

 

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