国家試験合格おめでとうござい…

国家試験合格おめでとうございます

桜も散り、本格的にあたたかな日が続くようになりました。ただ寒暖差が激しい日が続きますので皆様体調には十分ご注意くださいね。

さて今回は国家試験合格と題しまして、先日歯科医師国家試験の合格率が発表されましたのでこちらについてお話していきたいと思います。

先日行われた第116回歯科医師国家試験、受験者数が3157人中合格者が2006人でした。割合でいうと合格率が63.5%になり、去年の61.6%からなんと増加するという結果になりました。痛みに耐えてよくがんばった。感動した!また新卒の割合が77.3%、既卒の合格率が42.2%となり、やはり既卒者の合格率は50%に満たない状況となりました。そして面白いのが男女比。男女で分けた場合、男性の合格率が59.2%に対し、女性は69.5%と10%近く女性のほうが合格率が高いという結果になりました。昨今のコンプライアンス?LGBTQ?のことを考えるとあまり発言しないほうがいいのかもしれませんが、一言いうのであれば男性諸君にも頑張ってほしいところです(決して女性差別をしているわけではありませんのであしからず)。そして最後に大学別の合格率について。母校である愛知学院大学の合格率が53.4%とあまり芳しくない結果となってしまいました。しかしながらこれにはからくりがありまして、受験者数の話になるのですが、各大学この合格率を上げるために受験させないという方針をとっている大学が多いです。ですので受験者数でいうと愛知学院大学は116人受験しており、東京歯科大学の118人に次ぐ第二位になります。もちろん全員受けて全員受かることが一番なのですが、極力留年させずに受験させるという愛知学院大学の方針は個人的には素晴らしいと思っています。

今年合格された方へ。本当におめでとうございます。新しい生活が始まり大変な毎日を送られていると思いますが、自分の力で合格したこと、これは紛れもない事実です。国家試験の勉強以上に大変なことはそうそうありません。これをクリアしたあなたなら今後の人生において、並大抵のことではへこたれることはないでしょう。これから続く歯科医師人生めいっぱい楽しんでくださいね。

もう一度受験を頑張る方へ。まずは一年間よく頑張りました。そしてもう一度受験しようとよく決意しました。その決意本当に素晴らしいと思います。勉強は振り返りが一番大事です。どこがダメだったのか、なかなか目を向けたくないかもしれませんが、一番点数が取れなかった科目から勉強していけば必ず受験するころには得意分野になっているはずです。ゆっくり、しかし確実に前に向かって頑張ってください。応援しています。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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