活舌の悪さと食べこぼし

活舌の悪さと食べこぼし

活舌の悪さと食べこぼし

大変ご無沙汰しております。お正月が過ぎ、バレンタインが過ぎ、ホワイトデーが過ぎ、春とともに花粉症の季節がやってきましたね。皆様お元気でしょうか?

さて今回は活舌の悪さと食べこぼしと題しまして、口腔機能に関する調査のお話をさせていただきたいと思います。

先日、歯科医療に関する一般生活者意識調査2022というものが発表されました。これはお口の中で普段感じる症状を各年代で調べたものになります。年齢とともにお口の機能が低下していくのは世の常ですが、気になったのが10代。

なんと10代の半数近く(48.3%年代別三位)が活舌の悪さ、食べこぼしといった症状を一つ以上経験しているということが調査によってわかりました。また硬いものが噛み切れないことがある40.3%(年代別一位)、食事で噛んでいると顎が疲れる48.3%(年代別一位)、硬いものよりも柔らかいものが好きだが、なんと53.6%(年代別一位)という結果になりました(昔こんなCMがありましたね)。

年齢を重ねていくとともに、お口の機能が低下したり、柔らかいものを食べるようになるということはわかるのですが、これが10代で多くなっているということがとても衝撃的な検査結果となりました。もちろん、ケーキやハンバーグ、加工食品はとてもおいしいですし僕も大好きです。しかし年齢とともにお口の機能は低下してくものです。今の10代が60歳、70歳になったとき、一体何が食べることができるのかと考えると加工食品ばかり食べるのも考え物かなと思います。

お口の機能で気になっていることがある方、年配の方はもちろん、10代の方でも河合歯科クリニックではご相談にのらせていただきますので気軽にお声がけください。するめやステーキ、ドライマンゴーなんかもおいしいですよ?それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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