歯医者の放射線①

歯医者の放射線①

歯医者の放射線①

最近、朝、夜が肌寒くなってきましたね。でも昼はまだまだ暑いです。皆さん体調管理には充分ご注意ください。

さて今回は「歯医者の放射線」についてお話しさせていただきたいと思います。

放射線って聞くと怖いですよね。特に東北の震災があってから、レントゲンに関する質問をとても多く頂くようになりました。「放射線」「X線」「レントゲン」などいろいろな言葉があります。このような言葉の整理も含めて、放射線って何だろう?というところを話したいと思います。

まず「放射線」という大きなくくりがあります。その中の一つが「X線」なんですね。ほかにもα、β、γ線などがあります。そんな医療でよく使われる「X線」ですが、1895年に「レントゲン先生」が発見しました。あの「ノーベル賞」の第一回の受賞者としても有名ですね。そんな「レントゲン先生」なのですが、こんなすごい発見、特許をとってもよかったのですが、皆さんに知ってもらいたいという理由で特許はとりませんでした。本当に素晴らしいですね。そんな「レントゲン先生」に敬意を表してX線のことを「レントゲン」とも呼ぶようになりました。ハンコの「シャチハタ」と一緒ですね。

そんなレントゲンですが、これは医療にとって本当に素晴らしい発見で、今までは言い方は悪いですが、あてずっぽうでやたらめったら歯を削ったり、抜いたりしていました。これがレントゲンを撮ることにより、歯の中や骨の中の状態がわかるようになり、ここは虫歯だね、ここは歯周病だね、だから治療をしよう。という「根拠」をもとに治療ができるようになりました。これはテレビでよくある「箱の中身はなんじゃろな」に似ていて、箱の中身がわかる視聴者が、箱の中身がわからない挑戦者?のリアクションをみて楽しむというものがあります。これって僕めちゃくちゃ怖いと思うんですよね。中身がわからないところに手を突っ込む。本当に芸人さんってすごいなって思います。話を戻すと、ここ虫歯かもしれないなぁ、でも違うかもしれないな、じゃあ、

 

「箱の中身はなんじゃろな」って削られたいですか?またこれを読んでいる歯科医師の方がみえたら聞きたいのですが、レントゲンなしで削りたいですか?僕は怖くてできません。よっぽど箱の中身が半分くらい壊れてて中が少し見えてたらやってみようかなと思いますが、全く見えない状況で治療をしろと言われたら断ると思います。

話をまとめます。レントゲンは歯医者が挑戦者の立場から視聴者の立場に立って治療をするために必要不可欠な診断ツールであるということになります。これがあるから僕たちは安心して治療を行うことができ、患者さんは安心して治療を受けることができるんですね。医学の発展って素晴らしい。レントゲン先生ありがとう。長くなりそうなので分割します。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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