ちょっとした昔の失敗談②
愛知県の70歳以上の新規感染者数(一週間の合計)が、6月1日時点では47.0人で危険区域だったのに対し、6月27日の時点で6.9人にまで減少し、注意レベルまでになりました。確実にワクチンの効果は出ていると思います。ダイエットと一緒ですが、結果がいいからと言ってリバウンドはおきます。変わらずのうがい、手洗い、マスクを心がけましょう。
さて今回はちょっとした昔の失敗談の第二弾のお話しをしたいと思います。第一弾が去年の2月ごろなのでかなり空きましたが、全国の歯医者の失敗談ファンの皆さんお待たせしました(前回のブログを読みたい方は 歯医者 失敗談 で検索)
もう何年前か忘れてしまったのですが(確か6.7年くらい前)、歯科医師として一通りいろんなことができるようになり始めてた勤務医時代です。これも学会だったか、講習会だったか忘れたのですが、土日の講習会に急に行くことになりました。それがわかったのが一週間前。有難い事に一週間後の予約はほとんど埋まっていたので、土曜日の予約をすべて変更してもらうことになりました(当時のスタッフの方本当にありがとうございました)
そんな中、ほとんどの患者様は予約の変更をしていただいたのですが、一名だけ連絡がつかない方がみえました。しかし、治療内容もメインテナンスだし、大丈夫だろうと思い、「安易に」後輩に「ちょっとその日休むから患者さんみといてー」といったのを覚えています。
そして僕はルンルン気分で勉強の旅に出たのでした。
さて勉強も終わり、月曜日、今週も頑張ろうと職場に行くと僕の引き出しに一通のメモが貼ってありました。その時の受付スタッフからです。
「河合先生へ
〇〇さんがみえましたが、先生がいないなら帰りますと残念そうに帰られました。気を付けてください。」
とありました。
心より猛省しました。まずは予約は入っているけど勉強をしに行くんだし仕方がないよねと思ったこと。そして安易に後輩にお願いしてしまったこと。
そしてなにより何か月も前から予約をとってくださった患者様の期待を裏切ってしまったことです。
僕の状況なんて患者様には関係ないですし、なぜその医院を選んできて下さっているのかということを僕は全く考えていませんでした。その後お詫びの電話を申し上げ、その医院を退職するまでの間治療をさせて頂きました。
それから僕は患者様との約束というものは必ず果たそうと思っております。もちろん急用などが入りお断りすることも出てくるかもしれませんが、なんとか治療ができないかを考えるべきですし、どうしても無理なのであれば必ず連絡を取るようにしております。
患者様は様々な気持ちをもって歯科医院に来られると思います。ほとんどの方が不安な気持ちを持ってこられると思います。そしてここにきたら治るかもと思い、期待してみえると思うのです。その気持ちを裏切らないよう全力で治療に臨みます。以上僕の勤務医時代の失敗談でした。あまり失敗談を書きすぎると、ここの歯医者大丈夫か?と思われてしまうかもしれないので、年一くらいで書いていきたいと思います(笑)。それではまた。
歯科医師 河合鮎樹