なんでコロナワクチンを打つの?

なんでコロナワクチンを打つの?

なんでコロナワクチンを打つの?

先日ワクチン二回目を打ってきました。ご多分に漏れず、熱と倦怠感がでましたが今は全く問題ありません。皆さんお忙しいとは思いますが、可能な方は二回目の次の日はお休みになったほうがいいかもしれませんね(前回と同じく個人の感想になりますのであしからず)

さて今回はコロナワクチンを打つの?と題しまして、ワクチンを打つ理由についてお話ししたいと思います。

結論からお話ししますと、「重症化」を防いで「病院のベッド」を埋めないためです。

まずは重症化のお話から。コロナの話は感染やら発症やらいっぱい単語が出てくるので覚えるのも大変だと思います。なのでなるべくわかりやすい言葉でお伝えしますが、厳密には意味が違う場合がありますので専門的な知識をお持ちの方は許してね?さて重症化について。コロナにかかっても、変なところに入らなければ死にません。この変なところに「入りにくく」するのがワクチンです。

上のデータをご覧ください。上のデータはイスラエルの新規感染者数のデータです。え?なんでイスラエル?と思う方もいるかもしれませんが、イスラエルはワクチンの接種率が世界一です。理由はいろいろあると思いますが、おそらく政府が頑張ったからでしょう(日本政府が頑張っていないというわけではないです)。縦線で書いてある一月の末には全国民の半数が二回目のワクチンを接種完了しています。そこからおよそ2か月後にほぼゼロになっていますね(現在の一日の新規感染者数は数人程)。つまりワクチンを打っている人を増やすと、みんながコロナにかかりにくくなるよというとても貴重なデータになります。そしておよそ二回目のワクチンを打ってから2か月をすると効果が出てくるよという根拠にもなります。

でもワクチンっていろんな種類あるんでしょ?ファイザーって危ないんでしょ?私ネットニュースで見たわよ。とおっしゃられる方もみえるかもしれません。今あるワクチンで有名なものはファイザーやモデルナなどがあります。日本はまずはファイザーですが、モデルナもそろそろ普及するのではないでしょうか。二つとも非常によく効くワクチンになります。すべての薬には副作用というものがあります。もしかしたら重篤なものも存在するかもしれません。しかしコロナになって重症化して死ぬ確率と、ワクチンの副作用で重篤化する確率を考えたら答えは明白だと思います。

また打つ時期についてですが、当然待てば待つほど性能が良くて副作用の少ないワクチンが出てくるのは当たり前です。今のスマホ時代に、バブル時代の「しもしも?」の携帯電話を見たら笑うことでしょう。しかし、その時にはそれしかなかったから使っていたんです。打つのを躊躇している間にコロナにならない保証はどこにもありません。コロナになられた方すべてが思われていると思います「まさか私がなるなんて」と(全員が打つなら新しいワクチン開発する意味ないじゃんと思われる方がいるかもしれませんが、持病で今のワクチンが打てない方がいることも思い出してくださいね)。

毎回話しておりますが、不安を煽ればもうかる職業の方がただただお金を稼いでいるだけです。ワクチンって安全だよねというよりもワクチンって危険だよねといった方がみんな見るからです。不安を煽るニュースを見るよりも、趣味を作って運動をした方が長生きできますよ?

脱線しました。また変異株についてですが、現在判明している英国株、南アフリカ株、ブラジル株、インド株、アメリカ株(B.1.427、B.1.429)のすべてにファイザーのワクチンは有効です。インド株にはファイザーのワクチンは効き目が薄いなどと言われていますが、しっかりと効きますので騙されないように。今後どんどん変異株が現れて、有効値を示さない変異株が出てくるかもしれません。が出ないかもしれません。たらればには何の意味もないと思いますので、今現在のことを考えましょう。もう一度言いますが、現在存在する変異株にファイザーのワクチンはすべて有効です。

さて長くなりましたが、冒頭で話した重症化を防ぐ意味を少しはわかっていただけたでしょうか?そして世の中には悪い人ばかりではありません。高齢者の方にも「私は老い先短いから、ワクチンはこれから未来のある若い人に打ってください」と思われるとてもいい人もみえると思います。もしこれがゾンビ映画で、ワクチンが一本しかなくて、母と息子の会話ならわかります。しかし、コロナは現実で、ワクチンはどんどん生産され、そしてなにより重症化したら病院に運ばれます。そうすると病院のベッドは一床埋まります。そして当然ですが、病気はコロナだけではありません。様々な病気を治すところが病院です。そこで病床が埋まっているとほかの病気の方を入院させる余地がなくなってしまいます。つまり、高齢者の方もワクチンを打って、重症化しなくなり、入院しないことが若者を救うことにもなるのです。

まとめます。ワクチンを打つことができる方はワクチンを打ちましょう。知らない他人のためにはなかなか頑張れないと思いますが、周りのご家族、友人、大切な人を守るために。あと少しです。ここまで頑張ってきたんですからあともう少し頑張りましょう。それではまた。

                      歯科医師 河合鮎樹

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