ひょんなことから日本で一番スペイン風邪に詳しい歯科医師を目指すことになった話 最終章
気がついたら桜も散り、温かい季節がやってまいりました。
さてひょんなことからシリーズ最終章。これがひと段落したらまたnoteにアップしたいと思います。その時は同じ文章だと思いますが覗いてやってくださいね。それではラストどうぞ!!
そして2021年3月、先ほどのお手紙を頂いた。
「突然お手紙を送ってしまいすみません。たまたま先生のブログを見つけ感動してお手紙を書かさせていただきました。」(プライバシーのため文章を変えております)
皆さん、何かに感動して誰かに手紙を送ろうと思ったことはありますか?もちろん「ある」と答える方もみえると思うが、僕は一度も手紙を送ったことはない。なぜならめんどくさいから。そういった面倒なことをしてでも書いて頂いた、そんな気持ちにとても感動し、ブログを続けていてよかったなと心から思った。そして手紙にはこう続いてあった。
「スペイン風邪を調べていたら先生のブログがHITしまして」
スペイン風邪???
ああ。確かに書いたことがある。去年の10月ごろ、何かネタは無いかと思い、雑誌のコラムをみて、「これいいじゃん」と思って、その内容とほかの文献も交え、
スペイン風邪からコロナを学ぶ
というタイトルでブログを書いた。今読み返しても、ちゃんと調べてあるし、何も問題はないと思うが、
なんでスペイン風邪を調べていたら僕のブログがヒットしたのだろう?
気になって調べてみた。
スペイン風邪 google検索
そしたらなんと、
2番目にHITした
一番は感染症情報センターのHP(とても素晴らしいHPです)
三番は東京大学の記事(これもとても素晴らしい記事です)
そして四番目にWikipedia
え?Wikipediaよりも上にHITするの?
初めはめちゃくちゃびっくりした。そして、「なんかすげー!!」って思った。これを誰かに教えたくて教えたくて、今は医者をしている高校のころからの友人に伝えた。
僕「ちょっとスペイン風邪で検索してみて。」
友「え?ちょっと待って。やばくね?」
僕「やばいでしょー。」
友「うん。マジヤバい。」(プライバシーのため文章を変えております)
充分自己承認欲求が満たされたのでこれでいいやと思ったところこんなことを言われた。
友「で、お前スペイン風邪詳しいの?」
もちろん知らないわけではない。学校では何となく聞いたこともあったし、ブログも書いたくらいだからコラムも読んだこともある。しかし、「詳しいのか」と聞かれたら
ノーだ
もちろんスペイン風邪の歯科医師として知っていなければいけない最低限の知識はあるとは思う。たぶん。100年前に起こったヤバいインフルエンザ。うん。知ってると思う。じゃあスペイン風邪の「グーグルで二番目にヒットする」歯科医師として知っていなければいけない知識があるか?と聞かれたら、
残念ながらノーだ
おそらくブログの内容で問い合わせがあることなんてないだろう。質問コーナーを設けているわけでもない。このまま黙っていれば誰にも迷惑をかけることなんてないと思う。でも、
このままでいいのだろうか?
見て見ぬふりをすることはできる。でもせっかくもらった?チャンス。どうにかして生かしたい。スペイン風邪で二番目にヒットするブログの歯科医師の知識がないのであれば今から学べばいいじゃないか。でも、日本一詳しいだと胡散臭すぎる。ちょっと詳しいだとあまりパンチがないな。じゃあ、
ひょんなことから日本で一番スペイン風邪に詳しい歯科医師を目指すことになった話
はどうだろう。歯医者の中で一番詳しいことを目指す。これなら今から必死になればなんとか達成することができるんじゃないかと思う。そんな決意を皆様に知ってもらいたく今回、決意表明させて頂いた。
本編は以上になります。そんなこんなで三週にわたってお話しさせて頂いたひょんなことから日本で一番スペイン風邪に詳しい歯科医師を目指す話はいかがだったでしょうか?ここにこれを書くことでもう後戻りはできません(笑)一生懸命学んでいきたいと思いますので、温かい目で見守ってやってください。頑張ります。それではまた。
歯科医師 河合鮎樹